小倉 誠先生（整体師／アルティメット・エナジェティクス開発者）インタビュー

気功・武術から整体の世界に入った小倉誠先生。分かりやすく、簡単な整体治療が話題を呼び、テレビや雑誌にも取り上げられ、日本全国から治療を求める人が駆けつけました。2013年には気の流れやエネルギーを駆使した治療として、「アルティメット・エナジェティクス（UE）」を開発し、整体のみでは対応できなかった症状の方々への治療に取り組んでいます。小倉先生に、健康にとって大切な考え方やJWティーについて伺いました。

カンフーに憧れ、気功・武術の世界へ

気功・武術に興味を持ったのは、私が小学生の頃に大ヒットしていたジャッキー・チェン主演映画の中のカンフーに憧れて(笑)。通っていた教室では、基本的に相手を倒すための技術を学んでいたのですが、そこで人生を変える1人の先生との出会いがあったのです。

中国から気功治療の大家（たいか）の先生が来日しました。体育館に1000人くらいを並べて、1人5秒から、長くても2分くらいでどんどん治療を行っていくんです。それは凄まじい光景でした。1回の治療費が中国人の平均月収に相当する先生の治療に、中国本土では希望者が殺到でした。そんな先生からお言葉をいただいたんです。「気功を使って人を殴ったり、傷つけたりするのではなく、気功を人助けに役立ててほしい」と。中学生だった私は、その言葉にガツンと衝撃を受けました。

それから、趣味で整体を始め、気功の先生のもとに通い、人体の自然治癒力を高めるとは何かを学んだんです。趣味の範囲なのでそれを仕事にすることはなく、一度はIT企業に就職しました。当時、IT関連の仕事は、労働環境が悪く、胃を壊したり、倒れたりする人も少なくなかったんです。私自身も苦しい日々を送っていたのを覚えています。

そんな中、1人の同期がどんどん出世していきました。自分と何が違うのか見極めようと観察してみたところ、彼は1日中パソコンのことを考えていても疲れないようでした。なぜなら、彼は昔からプログラミングやシステムづくりが大好きだったからです。その同期に2度目となるガツンをもらい、2週間後には退職届を出していました。

それから、過去自分が楽しかったことを思い出し、整体の世界に飛び込んだのです。書籍も出していた整体の先生に師事し、受付・カバン持ちとあらゆることをやりました。数年間、勉強漬けの日々でしたが、少しもつらくはなく、むしろ楽しかったんです。修業期間を経て、東京の日暮里に自分の整体院を開業しました。

そして、30代前半に転機が訪れたんです。
患者さんから「こんなに面白い整体をしているのであれば、本を出してみたら」と出版社の方をご紹介いただきました。私は、施術に気功を駆使したエネルギー療法を加えていたのです。

しかし、当時はダイエット関連の本のみが売れていたので、私もその流れに乗ることになりました(笑)。骨盤矯正とダイエットを絡めた話をテーマに、『安心』という雑誌に出たら、大反響で売り切れ続出。その後、3回連続で掲載されてムック化もされ、27万部売れたのです。その本の中では、骨盤スクワットというものを提唱しました。基本的に足を開く動作を行うと、人間の生体機能として骨盤が閉じるようになっています。骨盤が閉じずに開きっぱなしになっていると、内臓全体が下がって、下っ腹が出てしまいます。元日本テレビアナウンサーの大神いずみさんが効果を感じたのか、テレビなどで話してくれました。そのおかげか、大神さんと一緒にDVD付きムック本を出すこととなり、その後、プロ野球選手、国会議員、雑誌モデルなどの方々に整体院をご利用いただきました。

患者さんの期待に応えるため、時間とお金を惜しまず勉強

本を読んだ方々が訪れてくれたことで、日暮里の整体院は大忙しになりました。テレビにも出させていただく機会が多くなり、遠くは九州から患者さんが訪れ、様々な相談が持ちかけられました。ダイエットや若返りのような軽いものから、全身の動きが止まってしまう症状や、自殺を考えてしまうほどの気分の落ち込みまで。

しかし、整体のみですべてを治療するのには限界があり、対応しきれない相談も増えてきました。それらの期待に応えるためにはどうしたらいいのか。それまで稼いだお金をすべて投資するぐらいの気持ちであらためて勉強し直しました。整体のあらゆる流派を学ぶのは当然ですが、エステ、メンタル、他には心理学を駆使したヒプノセラピーのセミナーにも通い続けました。そうして様々なものを勉強して得た最終結論として、エネルギーを治療に駆使するのが最も治療効果が早いと気付いたんです。

当初、私は自分の修練したエネルギーを使って患者さんに治癒を施していましたが、修練した者でなくても、セルフコントロールできるプログラムを開発しました。それが「アルティメット・エナジェティクス（UE）」です。体だけではなく、心にも大きな変化を呼び起こします。

現在、私の技術を受け継ぐ講師としては20人近くいます。私のほうでパッケージ化して、“アチューンメント”します。アチューンメントとは、そのエネルギーを受け取る道筋をつけることです。自然のエネルギーを体内に取り込むことで、人間が本来持つ自然治癒力に働きかけます。自然治癒力に重大な影響を与えるのは、特にメンタルです。
メンタルが健康に及ぼす影響はとてつもなく大きいです。

JWティーが持つエネルギー“飲むUE”

JWティーは、UEの生徒さんから教えていただきました。毎日しっかり続けて飲んでみると、疲れにくくなり、心も落ち着きます。また、エネルギーの観点からも、このお茶は素晴らしいと感じています。お茶を手に持つだけでも変化があるように感じますし、飲んで体に流し込めば、自然のエネルギーを取り入れやすくなります。

会員の皆様は、本当に素晴らしいものを常に飲んでいると思いますね。おそらくハーブの比率がいいのでしょう。私はいつも1日3袋を1リットルくらいのお湯に入れて飲んでいます。UEのセミナーでもお伝えすると、皆さん喜んでJWティーを飲むようになってくれます。
“飲むUE”と、私は呼んでいます。

あと、私自身の健康法としては、寝る2時間前は食べないことと、絶対にお腹が空くまでは食べないこと。寝る前に食べると、体が休まりません。最近のストレス社会では、食欲が増大してしまいます。なぜ食欲が増えるかというと、食べることで緊張が緩和されて、体がほぐれるからです。それを無意識に求めるため、食べ過ぎてしまうのです。その行動を防ぐためにも大切なのは、自分が喜べることをしてあげてほしいということ。楽しく、好きなことをしていたら気持ちがワクワクして健康で素敵な人生を送れるのではないでしょうか。