藤原実名美先生(東北大学病院 輸血・細胞治療部副部長「准教授」)インタビュー

藤原実名美先生

東北大学病院の副部長を務める藤原先生。血液内科の医師として、日々患者の健康に向き合っています。ご自身が体調を崩された際に出会ったJWティーの、体に染み渡るあまりの美味しさに感動したという藤原先生に血液の仕組みや働き、JWティーについてもお伺いしました。

輸血は「臓器移植の一種」慎重な判断が要求される

私は現在、東北大学病院 輸血・細胞治療部副部長として、病院全体の輸血を管理したり、ABOなどの血液型や抗体の検査をする輸血検査技師だけでは対応できない臨床的な判断を行ったりしています。輸血は「臓器移植の一種」であり、種々の副作用・合併症を伴いやすく、輸血治療には慎重な判断が要求されます。

一般的にO型の血液は、どの型にも輸血できるという認識の方が多いと思いますが、それは半分だけ合っています。確かに赤血球に限れば、O型が全ての型に輸血できるのですが、血漿や血小板に関してはO型はO型の人にしか使えず、誰にでも輸血するにはAB型が最適です。成分輸血と言って、赤血球が少ない人には赤血球液を、血小板が少ない人には濃厚血小板を、と分けて輸血します。今、日本のどの地域でも血液製剤の在庫は不足しがちです。皆さんにも献血のご協力をいただけましたら、大変ありがたいと思っています。

私が医師になろうと思ったきっかけは、子どもの頃、体が弱かったこと。父も血液内科医で、私の具合が悪い時、父が帰ってきて様子を見てくれただけで楽になる気がしました。自分も患者さんを安心させられる医師になりたいと思ったのです。

血液が果たす主な役割

血液の主な役割は、身体中を巡って「必要なものを届け、不要なものを体外に運び出すこと」、「体を病気から守ること」、「血管の中では固まらず、血管が傷ついたら固まる」です。

1.酸素と栄養を届ける

人は生きていくために呼吸や食事をしています。呼吸で吸い込んだ酸素は肺の毛細血管から「赤血球」に取り込まれ、食べたものは腸にある毛細血管から吸収され、全身の約37兆個の細胞へと運ばれます。酸素と栄養を全身に運んでいるのが血液です。

2.二酸化炭素と老廃物を運ぶ

細胞の活動で生じる二酸化炭素は、肺から呼気として、老廃物は、腎臓から尿として、体外に排出しなければなりません。体の隅々まで巡り、その回収と運搬の役割を担うのも血液です。

3.体を守る(免疫)

血液には、必要なものや不要なものを運ぶだけではなく、免疫機能という非常に重要な役割もあります。血液の中には「白血球」という免疫細胞が存在し、細菌やウイルス等の異物が体に入ってくると発見・攻撃して体を守ってくれます。毎日発生するがん細胞も、見つけて排除してくれます。

4.必要な時だけ固まる(凝固)

血液にはいくつもの凝固因子が含まれています。普段血液は固まらずに流れていますが、怪我などで血管の壁に穴が開くと、すかさず「血小板」や凝固因子が反応して、それ以上出血しないように血管の穴を塞ごうとします。

血液が果たす主な役割

骨髄移植で完治した日が「第2の誕生日」に

白血病や悪性リンパ腫など血液のガンは、他のガンのように手術で切除することが出来ない一方、抗ガン剤などの薬物療法が良く効きます。臓器にできる固形ガンでは、血流も悪く、ガンの組織の奥まで抗ガン剤がなかなか届きにくいですが、血液は全身を隅々まで流れているので、細胞に抗ガン剤が到達しやすく反応もいいのです。そのため、リンパ腫はステージ1でも、ステージ4でも、同じ抗ガン剤治療という選択になることが多いです。
白血病患者さんでも、抗ガン剤治療で治る方もいますが、中には再発したり、予後の悪いタイプの場合、「骨髄移植」など造血幹細胞移植の治療に進む方もいます。兄弟姉妹間では一般的に4分の1の確率で適合すると言われていますが、合わなければ骨髄バンクでドナーを探すことになります。ドナーが見つかる確率は他人の場合、数百~数万分の1。ドナーがいるかいないかで、治療の選択肢や結果も全く異なります。移植した日が「第2の誕生日」で、そこから新しい命を頂いたとする患者さんはたくさんいます。現在骨髄バンクドナーは55万人。ドナーになれるのは54歳までで、5年以内にドナーを卒業する方が13万人もいるので、若い方々にも骨髄バンクをより知ってもらえたらと思っています。

炎症やストレス等で赤血球同士がくっ付きあう

赤血球同士がくっ付きあう

赤血球の細胞表面には、シアル酸という糖鎖が付いており、マイナスの電荷を帯びています。赤血球が血管内を流れている時、このマイナス荷電の周囲に Na+ ナトリウムイオン などの陽イオンの雲を纏うため、赤血球同士は電気的に相反発するので、15 nm ナノメートル (1nmは髪の毛の太さの約10万分の1)くらい離れています。ところが、体に何か炎症があったり、病気を抱えていると、赤血球同士を 架橋 かきょう する物質が増えたりして、反発しあう力が落ち、くっ付いてしまうのです。

毛細血管は、赤血球と同じか、それより少し細いくらいの狭さなので、通常でも赤血球は変形しながら毛細血管を通ったりします。赤血球がくっ付きあっていると、毛細血管まで血液が届かなくなり、冷え性や凝りにつながったり、栄養を届けられなくなったりします。また、血管の状態も重要です。ストレスで緊張状態が続くと、交感神経優位になり、血管は細く締まってしまいます。血液の巡りをよくするには、シャワーで済ますのではなく湯船にしっかり浸かって身体を芯から温めたり、日々の生活習慣の中でJWティーを飲み、ストレスを適度に緩和して心を落ち着ける時間を持つことも大切でしょう。

最初飲んだ瞬間にJWティーの美味しさに感動

バイオプラスと甘酒を使ったデザート
バイオプラスと甘酒を使ったデザート。
整理収納術の中村信子さん(左)、藤原先生の妹さん(右)とお茶を愉しむ
整理収納術の中村信子さん(左)、藤原先生の妹さん(右)とお茶を愉しむ。

JWティーを飲んだのは、数年前に体調を崩したことがきっかけです。当時、左足がちょっと歩きにくく、私は左利きなのですが、左手で検査をするとき微妙な感覚がわかりにくくなりました。さらにちゃんと食べているのに段々と痩せてしまい、筋肉も落ちたためか筋力も落ち、最終的に7キロ痩せてしまいました。病院で検査を受けましたが、はっきり原因が分からず、久しぶりに会った先生からは「先生大丈夫? ガンじゃないの?」と言われたこともありました。

その頃も食事には気を遣っていましたし、強いストレスを感じることもありませんでした。何が原因だろうと考えて、床や机に本や書類が積み上がっている煩雑な部屋を今こそなんとかする時だと思いました。家はその人の体の反映だとよく言いますよね。体調を良くしようと思ったら今いる空間をキレイにしなければダメだと、整理収納術を習い始めたんです。そこで教えていた方がJWティーをお勧めしてくださいました。初めて飲んだJWティーは体に染み渡るように美味しく感動しました。「なんだろう、これ?」と一口で好きになりました。それから、どうせ飲むなら思い切ってと、毎日JWティーを5袋ずつ飲み始めたのです。3ヶ月くらい経った時、お茶の良さを確信し、徐々に周りの方へJWティーをお勧めするようになりました。私の様子を近くでみていた母と妹と娘も、一緒に飲んでくれています。

今は毎朝、ナトラプロテインをスプーンに山盛り3杯飲んでいます。筋肉量は体の動かしやすさにも影響してきますので。バイオプラスはデザートにして食べたりしています。コップにバイオプラス3包、塩をひとつまみ入れて、水で溶かして少し経つと固まるので、それを うつわ に分けて、甘酒をかけていただきます。簡単でとっても美味しい。 e-Home イーホーム Bike バイクも、筋力をもっとアップしたいので、ナトラプロテインと組み合わせて始めています。
JWティーを飲み始めてからジェイソンさんのストーリーを読み、こんなことがあるんだな、知れば知るほどすごいと思いました。余命いくばくもないのに海外まで行く、その意志力。イギリスでの英国王チャールズ3世(当時皇太子)との運命的な出会い。また、JWティーが各種メディアに取り上げられるきっかけとなった、ある白血病の少女のエピソード。全てに感銘を受けました。私もできるだけ薬に頼らず、自分の力で食事・運動・睡眠・心の持ち方など生活環境を整えて、健康で幸せに暮らせる人を増やしたいと思いながら、日々診療しています。

藤原 ふじわら 実名美 みなみ  先生

1992年3月 東北大学医学部卒業
1992年6月 国立国際医療研究センター病院にて内科研修
1994年6月 自治医科大学病院 血液科シニアレジデント
1995年4月 東北大学大学院医学系研究科
内科病態学講座血液免疫病学分野入学
1999年3月 同 修了
1999年4月 東北大学病院 血液・免疫科医員
2001年7月 国立病院機構仙台医療センター
血液内科勤務
2002年1月 東北大学病院 血液・免疫科医員
2003年7月 東北大学病院 血液・免疫科助教
2008年10月 夫の米国留学に伴い退職
2010年6月 夫の米国留学に伴い退職
2008年10月 国立病院機構仙台医療センター
血液内科勤務
2013年4月 東北大学病院 輸血・細胞治療部
副部長(准教授)
現在に至る
資  格: 総合内科専門医、血液専門医・指導医、造血細胞移植認定医、日本輸血・細胞治療学会認定医、細胞治療認定管理師、I&Aインスペクター
所属学会: 日本内科学会、日本血液学会、日本血栓止血学会、日本自己血輸血・周術期輸血学会、日本造血・免疫細胞療法学会(評議員)、日本輸血・細胞治療学会(特任理事)

藤原実名美先生

ジェイソン・ウィンターズ・ティー