オーストラリア生活23年、自然療法師として活躍してきた小林びんせい先生。ポジティブな感情が健康にとって非常に重要だと語る小林先生に、今回は特別に自然療法師の観点からJWティーを分析していただくとともに、飲み方も指南していただきました。
体に優しく伝統的な治療手法を駆使
自然療法師は、西洋医学の基礎知識や様々な自然療法を学び病気で苦しむ方に一番適した体に優しく伝統的な手法を使い、体を癒す仕事をします。
西洋医学が各臓器や器官の異常を手術や薬による改善で健康にするという考えとは違い、心や身体全体で何が起きているのかを観察してハーブやホメオパシー、心のケア、反射療法などを使い心身のケアをするのでホリスティックメディスン(全人医療)とも呼ばれます。
WHOは優れた治療家を育てるために国際基準をつくり、その資格はナチュロパスと呼ばれます。欧米のセレブたちは検査はドクター、治療はナチュロパスという方が多くおり、ナチュラルドクター(ND)とも呼ばれます。
生体機能を高めて自然治癒力を充実させる
私は1983年から拠点をオーストラリアに移し、その後シドニーで自然療法院を開院しました。
男性ファッションのトップデザイナーであるマーク・ケーリー氏を深刻な病から解放しましたが、当時、彼の病気との闘いはテレビでオーストラリア全土に放映されました。そして2008年、23年ぶりに日本へ帰国し、心と体を癒す自然療法の教育と実践を中心に活動しています。
伝統医学では、体に備わった自然治癒力(=正気(せいき))を高める治療法を、長い臨床経験の中から発展させ、病気の治療に利用してきました。しかし、現代医学ではその概念や方法論が抜け落ちているようです。
例えば、ガン治療において、ガン細胞そのものを攻撃するだけでは不十分であり、その病気が起きた原因を改善し生体機能を高めて自然治癒力を充実させることを同時に行うと、副作用を軽減し、抗ガン作用を強めることができます。その観点からJWティーについて調べてみると、“扶正(ふせい)(人間本来の健康になろうとする力を扶(たす)ける)”という漢方の概念にも通ずるハーブが入っているようで大変興味深いと感じております。
JWティーを利用して、気持ちの変化を実験
初めてJWティーに出会った時、私はかなり仕事がバタバタし、荒れて疲れていました。それがJWティーを飲んだ瞬間にスッと何かがとれた感覚がありました。自然療法師の観点からすると、これは単純なハーブだけのせいではないと感じました。
ハーブは、体質をゆっくりと少しずつ改善していくタイプのもので、即効性はありません。それ以外の要素があると考え、知人に「最近嫌なことはありましたか?」と質問し、頭やお腹など怒りや悲しみ、苦しみの感情を感じる体の部位を意識しながら、JWティーをそこに流してあげるイメージで飲んでもらう実験をしました。そうしたら、多くの人の嫌な気持ちが流れていくことが分かったんです。
オーストラリアの伝統医療では、「体は魂の器」と捉えられ、例えると体が自動車で、心がドライバーの役割を果たします。運転中にドライバーが倒れたり、弱ったりしてしまったらどれだけ危ないか想像つきますよね。JWティーはハーブの素材に上質なものを使っているだけではなく、ジェイソンさんの明るい意志・エネルギーが入っているからこそ、数多くの人々の健康に寄与してきたような気がしてなりません。
ジェイソンさんは生前いつもジョークをとばし、周りを照らすような方だったと聞いております。ぜひ、皆さんも健康を守るために嫌な感情を溜めこみそうな時は、それを感じる部位にJWティーを流してあげるイメージをしながら飲んでください。
1958年、東京都大田区生まれ。
1978年に国立東京工業高等専門学校の工業化学科を卒業。東京特殊印刷航空機事業部勤務などを経て、1983年からオーストラリア・パースに移住。日本食レストラン、自動車学校を経営する中で、無農薬食・自然農法・自然療法研究開始。スピリチュアルヒーリング、スポーツマッサージ、鍼灸師などの資格の他、2003年にはニューイングランド大学でヒューマンヘルスサイエンス(ナチュロパシー)を卒業し、最優秀鍼灸師を受賞。2005年シドニーに自然療法院を開院した。
2008年、23年ぶりに日本へ帰国し、心と体を癒す自然療法の教育と実践を中心に活動中。