駒形 依子先生(こまがた医院院長)インタビュー

山形県米沢市で婦人科と漢方内科を中心としたクリニックを開業した駒形先生。患者さん本人の治したい、良くしたいという気持ちのもと治療を行う同院では、病院に通わなくて良い、薬を飲まなくても良いくらい健康な体づくりを目指しています。著書「自分で治せる」シリーズで大きな注目を集める駒形先生の医療に対する姿勢、また日々飲んでいるJWティーとバイオプラスへの思いについて語ってくださいました。

「自分の病気は自分で治すしかない」と気付いてほしい。

―2019年に発売された駒形先生の著書『子宮内膜症は自分で治せる』が、たった2年で8刷り※となっています。大変な注目を集めていますね。

8刷りとは、出版された書籍が売り切れになり追加で7回刷ったこと。

ある健康情報誌向けに記事を執筆したところ、その出版社の書籍部の方からお声掛けいただきました。私はもともと中学2年生の時に右足首のじん帯を断裂し、勧められた手術により症状がさらに悪化して医師に絶望し、自分がこんなことになってしまった要因を調べたかったというのが医師になった原点です。そもそも医師に憧れてなったわけではない私は、今ある悩みや症状が良くなるのであれば正直どんな方法でも良いと思っているので、案の定、書籍を読んだ医師たちから批判の声をいただきました(笑)。「自分で治せる」というワードが、治療は薬や手術で行うべきと考えている先生方に受け入れられなかったようです。もちろん、薬を飲むことも大切ですが、いつかは止めなければいけないですよね。私自身、17歳から生理痛と過多月経(経血の量が異常に多い状態)に悩まされ続け、鎮痛剤を1日4回は飲まないと生活できない時期もありました。そんな自分をなんとかしたいと考え、医学知識として学んできた西洋医学と、医師になってから本格的に勉強した東洋医学をもとに、自分の体を使って様々な方法を実験してきました。こうして完成した「セルフケア」で、私は生理痛と過多月経を治すことができたのです。体を立て直せるのは医師ではなく、患者さん自身です。「自分の病気は自分で治せる」「自分で治すしかない」ということに、気づいてほしいと思っています。

―自分の体を使って実験しながらセルフケアの方法を作り出したというのはすごいですね。具体的にセルフケアにはどのようなものがあるのでしょうか?

子宮内膜症や子宮筋腫をはじめ、生理痛や過多月経、下腹部や腰の痛み、頭痛、イライラなどといった不調に悩まされている方は、「骨盤ストレッチ」をトライしてみてください(図1・図2)。骨盤ストレッチで骨盤のゆがみをなくすと、子宮や卵巣、腸の位置が元に戻ります。また、それぞれの臓器の血流が回復することで、冷えも改善されます。こうして子宮や腸が温まることで、子宮内の酵素や常在菌の働きが良くなるうえ、子宮の収縮もスムーズになり、生理痛や過多月経も改善していきます。

駒形先生考案のセルフケア

寝て行う骨盤ストレッチのやり方(図1)

あおむけになり、肩を動かさないように注意しながら、足を交互に長くするように「右側の骨盤を上げる(頭のほうへ動かす)」「左側の骨盤を上げる」動作を10回ほどくり返す。

座って行う骨盤ストレッチのやり方(図2)

①背すじをまっすぐにして、ひざが90度に曲がるようにイスに座り、足の裏全体をしっかりと床につける。
②両足をそろえ、両足の内くるぶしと、両足のひざの内側をくっつける。
③しっかりかかとを床につけたまま、肩を動かさないように注意して、ひざを前後にすり合わせるように10回ほど動かす。

思春期の女の子たちに性の知識をきちんと伝えたい。

―こまがた医院の診療日は金・土・日と珍しいですね。そこにはどんな意味が込められているのでしょうか?

現在の思春期の女の子たちに、排卵や避妊なども含めた性の知識をきちんと教えたいと強く思ったのです。大人の階段を上がる大切な時期に、不用意に傷ついてほしくはありません。しかし、女の子たちが受診できるかできないかは、親の都合の影響が大きいと考えます。平日は親が忙しい、学校を休ませたくないなど。それであれば土日を診療日にすることで、部活はあるかもしれないけれど、どちらかは来院できると思いました。性経験のない子には、膣からの検査は行わず、お腹からのエコーでも検査を行えます。だからこそ、彼女たちに不調があるのなら、自分の体と向き合う大切な機会を奪わないでほしいのです。

―それは素晴らしいお考えですね。症状と向き合うためには親御さんも含めた一人ひとりの心掛けが大切ということですね。

ご家族や患者さん自身が、生活や思考のクセを直さないと体を立て直すことはできません。逆を言えば、これまで当たり前だった生活や考え方、感じ方を変えていくことで症状は自分で治すこともできます。病気の多くは周囲の人や物がつくり出しているのではなく、無意識に自分でつくっているものです。そこに気づいて、意識的にその“当たり前の生活習慣”を変えていってほしいと思います。

JWティーとバイオプラスを活用したファスティングで体内年齢25歳をキープ。

―JWティーとバイオプラスを毎日飲んでくださっているようですね。どのようなきっかけで飲み始めたのでしょうか?

大学時代の先輩がSNSで「ファスティング(健康や美容のために一定期間固形物を摂取せず胃腸を休めること)をやります」と発信していたので、興味を持ち連絡したことがきっかけです。私はもともと意識的に太ったり痩せたりしながら、有酸素運動と筋トレはどちらが良いのかなど、その感覚の違いを確かめる実験を自分で行っていました。ジムの体組成計に「体内年齢」という項目があって、運動するとどんどん年齢が下がっていくわけですよ。しかし、30歳で下げ止まってしまったんです。3、4ヶ月ずっと減らないことに苛立ちを感じ、絶対に減らそうと「40歳までに体内年齢を25歳にする」という目標を掲げました。プロテインを毎日飲む、漢方薬を使ってみるなど、色々と試しましたが下がりません。その時に先ほどの先輩から教わったJWティーとバイオプラスを活用したファスティングをしたら、すぐに体内年齢が28歳になりました。え?みたいな(笑)。ファスティング中は、お湯1ℓにJWティー5袋を煮出したもの、水2ℓ、バイオプラス8包で過ごしていました。今では月1回のファスティングで目標だった体内年齢25歳をキープしております。JWティーとバイオプラスを活用したファスティングをすると細胞が軽くなり、体がクリアになる感じがあります。

―最後に、駒形先生が考える、これからの医療とは?

私が何を目指しているかと聞かれたら、私のような医師がいなくても成り立つ世の中です。婦人科の病気もやはり生活習慣病の一種なので、自分で治せるようセルフケアなども参考に取り組んでほしいですね。セルフケアは年齢、体型に関係ないので。病気を私が治すなんて、おこがましいことは言えません。その人がつくった病気は、最終的にはその人にしか治せないと考えるからです。「自分で治したい」という意思があれば、全力でサポートいたします。

忙しい日々もJWティーでホッとひと息つける瞬間を味わう。

こまがた医院

〒992-0057 山形県米沢市成島町3-2-127-12

TEL
0238-27-0303
診療科
婦人科、漢方内科、カウンセリング
診療日
金・土・日、第2第4火・水曜午前
午前 9:30~13:00(受付11:30まで)
午後 15:00~18:00(受付17:00まで)

左:『子宮内膜症は自分で治せる』
マキノ出版 1,430円(税込)
右:『子宮筋腫は自分で治せる』
マキノ出版 1,430円(税込)

駒形 依子 先生

1981年山形県生まれ。東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科などを経て、産婦人科医の仕事をしながら性科学や東洋医学を学び2018年1月にこまがた医院を開業。2019年『子宮内膜症は自分で治せる』、2020年『子宮筋腫は自分で治せる』を出版して大きな反響を呼び、いま注目の若手医師。

ジェイソン・ウィンターズ・ティー