伝える力研究所株式会社 代表取締役/ 宮川 晴代さん

司会業を経て、心理学・脳科学を活かした「伝わる声・話し方の専門家」として活動の幅を広げている宮川晴代さん。経営者、政治家、TV出演者、会社員等、これまでマンツーマンで5,800人以上を指導してきた宮川さんに、今や一般化したオンラインのコミュニケーションで意識すべきポイントや、日頃一緒に飲んでいるというJWティーとバイオプラスについてお伺いしました。

日常となったオンラインでのコミュニケーションに戸惑う人が増える。

全国の講演会や講座での講師業、企業の式典・ラジオなど司会者としての経験は30年を超えます。コミュニケーションをベースにしたキャリア形成論、職業社会論を大学校で教えたり、大手企業の研修では「プレゼン・営業のための心を掴む伝え方」等に取り組んできました。
特にコロナの影響により、あらゆる人がオンラインを通じてコミュニケーションを取る必要性が生まれたことで、それにまつわる悩みを抱える人も増えてきています。例えば、「オンラインだと話しづらい」「声がボソボソして聞きづらい」「伝えたいことが伝わらない」などなど。上手く伝わらない原因は幾つもあるのですが、1つアドバイスをするとするならば、皆さん呼吸が浅い。声のエネルギーのもとは呼吸です。からだ全体を使った腹式呼吸を活用すれば、もっと気持ちよく声も出ますし、相手に好印象を与えられますし、からだのバランスが整いメンタル面にも良い効果をもたらします。

腹式呼吸にチャレンジ!発声の変化だけではなく、脳内から“幸せホルモン”が分泌。

まず「呼吸」と言うと、吸うことを意識されるかと思いますが、大切なのはどれだけ長く深く吐けるかです。しっかりと吐き出せば、必要なだけの空気が入ってくるものです。実際にやってみましょうか(下図)。

  • ①お腹に手を当てて、お腹が凹んでいくのを感じながら、息を吐き出す
  • ②「全部吐き切った」と思ったところから、さらに3秒吐き出す
  • ③「本当にもう出ない」という限界を感じたら、お腹の筋肉をゆるめる
  • ④それと同時に鼻から息がお腹に入り、膨らむのを感じる

いま私は、定期的に朝6時45分から音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」で「HAL式呼吸発声練習」を発信しています。参加すると声が変わるだけではありません。朝日を浴びながら呼吸法を行うと、ウォーキングと同じリズム運動となり脳内ではセロトニンの分泌が促されます。“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンが増えることで心が安定したり、気持ちがスッキリすることにつながります。また、みんなと一緒に取り組むことで、もう1つの幸せ物質であるオキシトシン(別名:愛情ホルモン)も脳の視床下部から分泌され、毎日の仕事効率やその日のパフォーマンスの質がぐんと上がるのを実感できます。イギリスやドイツの方も参加してくれ、世界への広がりに期待しているところです。

▲(上)オンラインで講座やレッスンを発信している様子。
(下)大手企業での研修風景。※コロナ流行前です。

オンラインのコミュニケーションで意識すべきは「表情」「発声」「簡潔さ」。

コロナ禍で初めてオンラインのコミュニケーションにトライする方も多く、昨年たくさんのご相談をいただきました。やはりリアルとオンラインで何が異なるかというと、情報量です。実は私たちが相手の方と直接お会いしている時、言葉にはしていませんが、たくさんの“非言語”の情報を受け取っています。相手のちょっとした仕草や顔の表情、それらを見ながら私たちは無意識に話す内容やタイミングを微妙に変化させているのです。しかし、オンラインですと平板な1枚の画面のみ。相手の非言語が読み取りづらいですし、伝える側も発信したいことを明確にしないと相手も情報を受け取りにくくなり、意図しないものが伝わってしまうこともあります。オンラインでコミュニケーションを取る際にポイントとなるのは次の3点です。
①表情を豊かにし笑顔も意識する
②お腹から声を出し抑揚をつける
③一つの文章を短く端的に話す
まずオンラインで対面している時に何を見るかというと相手の表情です。話している方の表情が一番印象を左右します。ぜひ表情を豊かに、また笑顔を意識しながらお話ししましょう。マスク生活も長くなり、表情筋を動かす場面そのものが少なくなっています。すきま時間を使って表情筋を動かしておくと良いでしょう。
今まで腹式呼吸をしたことが無い方は声がこもりがちなので、先ほど紹介した腹式呼吸も参考に声を届けることを意識しましょう。パソコンやスマホの画面に向かって話すのではなく、カメラの向こうにいる人へ声を届けるイメージをするとお腹から声が出やすくなります。また、ずっと単調な話し方では、平板で説得力がなく聴いている相手が飽きがちです。強調したい部分の言葉を強めに発したり、大切なことを話す前にあえて「間」をとったりして、抑揚をつけると飽きずに聞いてもらえます。
そして、最も悩みとして多いのが端的にまとめて伝えられないこと。それを解消するためには一文を短めに、要所要所で「。」を付けることを心掛けましょう。あーでもない、こーでもないと長々とお話していると、相手の方は段々と何の話を聴いているか分からなくなってきてしまいます(笑)。そうなりがちな人は、まず最初に「本日お話したいのは〇〇です」のように、先に結論を話すと相手に伝わりやすくなります。PREP法と呼ばれ、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話を展開するフレームワークのことです。PREP法を修得すれば、要点をつかんだ分かりやすいお話ができるだけでなく、説得力のあるプレゼンテーションができるようになります。

音声鑑定・声紋鑑定の第一人者が“非常に希な声”と分析。

司会などを務めていると昔から「良い声ですね」といろんな人に言われることが多かったのですが、果たしてどれくらいのものなのだろうと気になってしまって(笑)。数値で表したいと思ったのです。そこで、音声鑑定・声紋鑑定の第一人者で、警察庁の科学警察研究所技官を経て重大刑事事件の音声分析なども担当してきた日本音響研究所の鈴木先生に、私の声の分析を10数年前に依頼したことがあります。
分析結果は、ヴァイオリンの最高峰ストラディバリウスと同じ温かく清涼感のある性質と、脳波がα波になる1/fゆらぎを持つ非常に希な声で、「聴き取りやすく清潔感がある」「長時間聴いても疲れない」「聴き手の印象に残る」と評価をいただきました。そして、ストラディバリウスと同じ周波数の声(倍音)を持つということから、ある人が3億円の価値がある声と表現してくださったのです。
思い返すと、小学校では合唱部に入り、練習の際に音楽室で仰向けになって腹式発声をしたりしていたので、それらの経験が活きているのかもしれません。皆さん、声は生まれつきのものと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。学校で読み書きは「あいうえお」と学びますが、発声は学ばないですよね。私たちは、親や周りの人たちの発音や発声を真似て学んだだけで、実はかなり我流でしか話していません。腹式呼吸を学んだり、体を柔らかくしたり、発声法が変わればもっと様々な声が出せるとお伝えしています。

聴くだけで脳波中のα波が優位になる宮川さんの声の分析結果

▲[周波数の分析結果]
子音発声による周波数成分が超音波領域の2万Hz以上まで認められる。
▲[良い音を集めた周波数分析]
多くに「ゆらぎ」が認められた。聴くと脳波中のα波が優位に。
▲伝える力研究所のHPで声の分析結果を紹介。

毎日の健康習慣にJWティーとバイオプラス。

私は幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩まされた経験から、健康に関して衣食住にかなり気を付けてきました。その中で食事は、やはり自分の住んでいる土地のもの、その場所の水と土と太陽で育まれたものを頂くのが1番だと思っています。あとは毎朝ウォーキングをしています。近所に丘陵地があるので、坂を登り、頂上で呼吸法をして体を整えます。
JWティーは、私の講座の受講生からご紹介いただきました。私は以前からカフェインが強い飲み物は飲まなかったので、ちょうど良いと思いました。本当に優しいお味で、喉の調子が悪いなと感じた時にも頂いています。そして、JWティーにバイオプラスを入れてトロッとした感じを頂くのが一番美味しいと思っています。もともとショウガの味も好きなので。
これからの取り組みとしては、今後ますます国や人種の垣根なく、つながれるデジタルツールが増えてくると思いますので、世界中の人に「HAL式呼吸発声法」を広めて、健康で明るく過ごせる仲間を増やしたいと思います。そこで思うのが、日本人は伝えるということに対して、まだまだ自分で壁を作ってしまう方が多いようです。ぜひ考え過ぎないで、とりあえず自分の気持ちを伝えてみると、意外と周りの人が受け入れてくれたり深い信頼関係を築くきっかけになったりするので、まずは1歩踏み出してみるということが人生を切り開くと思っています。

宮川さんの取材動画はこちらから
3億円とも言われる1/fゆらぎの声をお聴きください!

宮川 晴代(HAL)さん
伝える力研究所株式会社 代表取締役
【資格】認定心理士/マイケルボルダック認定プロコーチ/米国&国際NLP協会認定NLPマスタープラクティショナーほか
司会者としての実績は30年を超え、世界三大投資家に数えられるジム・ロジャーズ氏の来日講演会でも司会を務めた。早稲田大学で心理学・言語学全般を学んだ後、NLPなど世界トップレベルのコミュニケーションに関するコーチング・脳科学を学び、「潜在意識から変容する伝え方」をベースにした講座や研修に応用。経営者・政治家・講師・TV出演者・会社員まで、マンツーマンで5,800人以上を指導してきた。ヴァイオリンの最高峰ストラディバリウスと同じ周波数の声をもち、その声の価値は3億円とも言われる。

宮川さんの書籍&DVD
『どんな人でも好感度アップ! の声の魔法』
青春出版社 1,430円(税込)
DVD『ビジネスパーソンのための「声から仕事& 人間力が倍増するVOICEUP LESSON」 』
OFFICE M 5,478円(税込)
ジェイソン・ウィンターズ・ティー