[特別編] 千葉 真一さん オスマン・ユーラ・サンコンさん

千葉 真一さん オスマン・ユーラ・サンコンさん

熊本地震から1年が経った2017年4月15日、復興へ願いを込めて「サンコンファミリー 心をこめて贈る感謝の思い チャリティイベント」が熊本県菊池郡大津町生涯学習センターで開催され、同イベントにEOSが協賛しました。当日は、発起人のオスマン・サンコンさんをはじめとして、サンコンさんが「アニキ」と慕う千葉真一さん、元H2Oの中沢けんじさん、元光GENJIの山本淳一さん、地元熊本出身の肥後ノ城関などが駆け付け、復興への思いをひとつにしました。来場された300名以上の方々に、サンコンさんと千葉さんにもご愛用いただいているJWティーを振る舞いました。

2016年4月14日21時26分、気象庁震度階級では最も大きい「震度7」を観測する地震が熊本県、大分県を中心とした九州地域を襲いました。熊本空港からほど近く、今回の復興イベントが開催された大津町は、益城町や西原村に次ぐ甚大な被害を受けました。

「しかし、本当の恐怖はその2日後の4月16日1時25分に発生した“本震”でした。最初の大きな前震が終わり、多くの人が荷物を取るなど家に帰っていた時に起こったため、弱っていた家や建物が崩れその下敷きになってしまいました」(大津町にお住まいの方)。

また、イベント会場前の国道57号はEOS主催の「ファン交流会」が何度も開催された阿蘇の地へ続く主要幹線道路なのですが、土曜日にも関わらず閑散としているのは「16日の本震による大規模な土砂崩れにより阿蘇大橋が崩落してしまい、この道路は使えず山道を大きく迂回しなければならないのです」(同)と教えてくださいました。

2017年3月31日までに、一連の地震で震度1以上を観測する地震( 有感地震)は4,284回発生しており、うち最大震度4以上の地震は141回発生。熊本地震の全体の被害は避難者数18万3,882人、推計被害総額4.6兆円となり、1年経った現在も4万7,000人近い方々が避難生活を送られています。

以前、東京に住まれた経験を持つ現地の方からは「地震が起こった時、まったく立っていられませんでした。もしこの規模の地震が、密集している大都市で発生したらどれほどの被害になるのでしょう」と震災に対する事前準備の大切さを伝えてくださいました。

千葉 真一さん
日本が世界に誇るアクション俳優
千葉 真一さん

生年月日:1939年1月22日
出身地:福岡県
身長・体重:176cm・60kg
1957年日本体育大学入学。1959年東映第6期ニューフェイス合格1969年俳優養成所JAC結成。1980年映画『戦国自衛隊』でアクション監督担当によりブルーリボン・スタッフ賞受賞。2004年ハリウッド映画『キル・ビル』に出演し、第30回サターン賞助演男優賞受賞。総出演作品は映画、ドラマをあわせて約1500本、日本で最も多くの作品に出た俳優の一人とも言われる。日本映像文化伝導財団の理事長を務め、同団体主催の千葉(せんば)塾(http://senbajuku.com/)にも力を入れている。

~メッセージ~
私の母親の出身地は熊本県です。私の半分は熊本の血が流れています。皆さん、一年前に大変なことが起きて、ご苦労されましたね。よくがんばってくださいました。そして、「ありがとう」と伝えたいです。震災時、熊本を訪れた世界中のメディアが驚いたそうです。最初は瓦礫の山を撮っていたそうですが、いつからかあの状況に置かれた人たちの振る舞いを撮り始めたのです。水を、物資を、場所を譲り合う姿勢に「こんな民族がいるのか」と思ったそうです。これを機に、いま日本人が見つめ直されています。だから、私は皆さんにありがとうと言いました。日本人の心はすでに国歌の中にある「さざれ石」で歌われています。さざれ石とは元来、小さな石のことを指します。「たくさんの種類の石たちが何百年かけて心合わせをひとつにして強く大きな巌になろうね」という意味合いが込められています。これからもこの思いを大切に、日本を素晴らしい国にしていきましょう。

オスマン・ユーラ・サンコンさん
平和を愛するアフリカ人
オスマン・ユーラ・サンコンさん

生年月日:1949年3月11日
出身地:ギニア共和国(西アフリカ)
趣味特技:サイクリング・アウトドア・カラオケ・読書・ジャンベイ(アフリカの太鼓)・囲碁・タイプ早撃ち・6ヶ国語会話(日本語・フランス語・英語・ギニア(スースー)語・スペイン語・イタリア語)
資格:介護ヘルパー2級

~メッセージ~
1972年12月19日、私はギニア大使館設立のために一等書記官として来日してから早や45年が経ちました。その間、アフリカを日本の方に知っていただくために『笑っていいとも!』や『天才たけしの元気が出るテレビ』などに出演させていただく傍ら、「人と人とのつながりが一番大切」との思いから、日本全国津々浦々で講演を行い、高齢者施設でのボランティア活動、アフリカへの支援などにも取組んでまいりました。昨年の地震以来、たびたび熊本にも寄らせていただき、大津町を拠点とするフリーエント株式会社の代表の方とのご縁から、この復興イベントを開催することとなりました。微力ながら、私も大津町の活性化にご協力できたらと願っています。皆さんもこの一年、いろいろつらいことあったと思いますが、これからまた一緒に頑張っていきましょう!

ジェイソン・ウィンターズ・ティー