菅原 由香子先生(美容皮膚科医)インタビュー

美容皮膚科医 菅原 由香子先生

全国から毎月一万人もの患者さんが訪れる岩手県一関市の「すがわら皮膚科クリニック」。ご夫婦で同クリニックを開業した菅原由香子先生は、お肌に本当に良いお手入れ方法をお伝えし、テレビや雑誌など各メディアから注目を集めています。菅原先生に、肌を日々お手入れするうえで大切なことと、それをサポートしてくれるJWティーとバイオプラスについて伺いました。

旧指定成分が無添加であれば、化学物質が入っていても「無添加化粧品」になる。

皮膚科医になったのは、私自身が二十年以上肌荒れに悩み続けていたからです。その当時は「どうして私の肌はブツブツなのだろう」と肌荒れの原因が分かりませんでした。様々な化粧品を試しても悩みは解消されず、皮膚科医になってからも患者さんと「お互いに肌荒れが治らないね。どうしてだろうねー」と言い合っていたくらいです(笑)。
そして、ある患者さんが「私は皮膚が弱いからこんな無添加化粧品を使っています」と言って持ってきた化粧品の成分を見ると、「え、ちょっと待って。たくさんの添加物が入っているけど、これ無添加化粧品だよね?」と。

それから世に出回る無添加化粧品を調べてみると、①旧指定成分を添加していない化粧品、②限られた一つか二つの化学物質を除いてあり、その物質が無添加と謳っている化粧品、の大きく二つに分類されることが分かりました。「旧指定成分」とは、旧厚生省が指定したアレルギー・皮膚障害・がんを引き起こす可能性の高い毒性が確認された百二の化学物質のことで、この旧指定成分が無添加であれば、ほかのどんな有害な化学物質が入っていようが、①の無添加化粧品になります。一方、②では例えば有名な防腐剤の一つであるパラベンが入っていなければ、「パラベン無添加」と容器のどこかに小さく記載し、それを無添加化粧品です、として大々的に広告しているのです。

私自身を振り返ってみると、肌が荒れ出したのは化粧品を使い始めた大学生の頃から。中学・高校生時代は化粧品など一切使用していませんし、顔なんてささっと水ですすぐだけで本当にツルツルの肌でした。二十年目にしてやっと、自分の肌荒れの原因が「化粧品に含まれる化学物質」だと気が付いたのです。

そして、肌トラブルになり得る物質が入っていない化粧品を探そうと、いろんな薬局に見に行ったり、ネットで探したりしましたが、結局見つからず、「こうなったら自分でつくるしかない」と研究を開始したのです。ただ、最初は私がこうつくりたいと思う化粧品を作ってくれる会社を探すのが大変でした。あちこち電話しても、「あんた馬鹿じゃないの?」と一喝されたり、「医者は非常識だから困る」とか散々言われましたが、ようやく話を聞いていただける会社を見つけ、四年近く試行錯誤を繰り返して完全無添加化粧品ブランド「ワイエスラボ」を立ち上げることができました。現在、その化粧品は私のクリニックだけではなく、ホームページから全国の方にご購入いただいております。

肌に一番大切なのは、肌自体が作り出す保湿成分。

近年、日本人の肌トラブルは増え続けており、たくさんの方が日々使っている化粧品に含まれる化学物質に肌が負けてしまっていることに気づかず悩んでいます。さらに、科学が発達するにつれて、パウダーファンデーションなどに使われる超微粒子化した粉末は顔の表面上をつやつや、キレイに見せてくれますが、超微粒子化したがゆえに皮膚のバリア機能をかいくぐって皮膚の奥深くまで入り込み、肌トラブルを起こしたりします。
食品添加物と同じで、便利になればなるほど人体に害を及ぼす可能性が高くなります。しかし、そういった市販の化粧品を使わずに生活するのは至難の技ですので、私のクリニックに来院された方には、疲れたお肌の正しいお手入れ方法をお伝えしています。

お肌に一番大切なのは、肌自体が作り出す保湿成分です。肌は自ら潤おうとする力があります。天然保湿因子、細胞間脂質、皮脂膜、すべて肌自身が体の中から作り出すものです。そのため、洗顔をする際は合成界面活性剤入りのクレンジング剤を使用しないことはもちろんですが、「こすらない」ことが重要なポイントです。ゴシゴシこすると皮膚の構造が壊れてしまいます。お肌をこすると汚れが落ちるような気がしますが、泡立てた石けんをお肌につけるだけで、泡の吸着成分が汚れを落としてくれるのです。モコモコにした石けんの泡だけがお肌につくように、フワフワの泡で洗うとお肌にダメージが加わりません。

また、強いシャワーを直接顔にかけるのは、絶対にいけません。シャワーの刺激はシミをつくります。さらに、シャワーの温度にも注意が必要です。お皿についた油汚れは四十℃くらいのぬるま湯でジャーッと強く流すと落ちますよね。それと同じことが肌の表面でも起こります。皮膚の大事な保湿成分、脂分も全部流されて乾燥肌になってしまうのです。顔をすすぐときには、シャワーであれば弱い水圧で、少し冷たく感じるくらいの温度( 二十℃ 〜二十五℃)ですすぎましょう。

体の中からキレイを目指すうえでJWティーとバイオプラスにも注目。

顔だけではなく、体の中からキレイを目指すことも欠かせません。肌は体の一部であり、当然食べたものでつくられます。美肌の人はみんな、健康的な食生活を送っています。まず食品添加物が多く含まれている食事をできるだけ避けましょう。食品添加物や農薬は体内に入ると、不要物として肝臓で解毒・分解されますが、このとき酵素が大量に消費されてしまいます。酵素は生きるうえでとても重要で、酵素をつくる限界が来ると生命が終わってしまうほど。いかに酵素を無駄遣いせずに生きるかが、健康で美しく長生きできる秘訣です。

私が「薬を使わない薬剤師」の宇多川久美子先生からJWティーを紹介されて飲み始める前も、自然栽培でつくられたお茶を取り寄せて飲んでいました。それまでもペットボトルのお茶だと、どんな茶葉が使われているか分からないから怖くて飲めませんでした。ですから、ジェイソンさんのハーブティーが定期的に届けられるのは本当にうれしいです。特に娘がとても喜んでいます。毎日、ボトルに入れて持たせているのですが、たまに作り忘れてしまうと「今日、ジェイソンさんのお茶は?」と怒られてしまうくらい(笑)。娘も私の影響で食べ物には気を付ける子でしたが、ノンカロリーの炭酸飲料だけはやめられずにいました。しかし、ジェイソンさんのお茶がウチに来てからは、これまで何度注意しても止めなかった大好物の炭酸飲料も飲まなくなったほどです。

また、美容にとって腸内環境を整えることも大切です。私は腸を休ませるために定期的にファスティングをしています。食事を消化する作業が大量の酵素を消費してしまうからです。まずは一食を抜いてみるとか、一日から始めてみるとか、プチ断食をしてみてはいかがでしょう。その際にはJWティーだけではなく、乳酸菌が含まれているバイオプラスを摂るのも良いかもしれません。

菅原先生オススメの洗顔法

【1】自分の肌に合ったオイルでやさしくクレンジングをする

【2】保湿成分が配合されていないティッシュ数枚を顔に載せて、やさしくオイルを取り除く(ティッシュに配合される保湿成分には肌に良くないものが配合されている場合がある)

【3】肌にやさしい無添加石けんをたっぷり泡立てて、ふんわり洗う

【4】冷たく感じる程度のぬるま湯(20~25℃)で洗い流す

【5】キッチンペーパーかティッシュで水分を拭き取る(タオルに残った洗剤や柔軟剤にも肌に良くない成分が含まれるので、肌荒れを起こす可能性がある)

【6】手づくりの化粧水を顔になじませる。バチバチたたいたり、塗り込んだりせず、ゆっくり1ヶ所あたり10秒ほど数えて、手で顔を包み込むイメージでなじませる。このときの手の平のぬくもりが、肌に良い影響を与える

【7】保湿オイルとして選んだオイルを、まだ水滴が残っている手の平に広げる。1ヶ所あたり10秒ほど数えながら顔を包む感じで、すっかり水分がなくなるまでなじませる

菅原先生の著書紹介

すがわら皮膚科クリニック

〒021-0053 岩手県一関市山目字中野62-1
TEL:0191-33-2332
アクセス:東北新幹線「一ノ関駅」より車で5分
シミ・シワ等、美容関連の診察を希望される患者さんは、月曜午後・金曜午前に受診をお願いいたします。美容皮膚科のご予約は、窓口またはお電話でお受けしております。

診療時間
9:00~12:00 施術 施術 施術 施術 外来 施術 -
14:00~18:00 外来※1 施術 施術 - 施術 施術※2 -

休診:日曜・祝日・木曜午後
※1:月曜午後の外来は16:00まで
※2:土曜午後の施術は15:00まで

美容皮膚科医 菅原 由香子先生
美容皮膚科医
菅原 由香子さん

1970年、北海道旭川市生まれ。弘前大学医学部卒業後、札幌医科大学皮膚科、大手美容外科美容皮膚科部門勤務を経て、岩手県一関市にすがわら皮膚科クリニックを夫とともに開業。何をしても治らない肌荒れに悩む人が日本全国から訪れ、その数は月に1万人に及ぶ。ウェブサイト「お肌磨き研究所」の運営などもしている。

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