デビューから一年後にはNHK朝の連続テレビ小説『マー姉ちゃん』の主役に抜擢され、平均視聴率四十二.八%を記録。以来、現在まで舞台・ドラマ・バラエティー番組・CMなど幅広くご活躍されている熊谷真実さん。順風満帆に見える女優業の中でも、お母様の介護、ご自身の入院など様々な経験をされてこられました。ご主人と共に「JWティーが欠かせない」と語る熊谷さんに健康維持で心掛けていること、JWティーへの想いについて伺いました。
二十年以上前からJWティーの存在を知っていた。
最初にJWティーの存在を知ったのはもう二十年以上前にもなります。大好きだった母がガンを患ったため、何か身体に良いものはないか調べていた時に知りました。当時、健康法としてJWティーというすごいお茶があると聞いて探したのですが、イオス設立前でしたし、インターネット環境も今に比べて全く整っていなかったため、日本で購入できる手段がありませんでした。その後、闘病生活の末に母が亡くなり、いつしかJWティーのことも忘れていました。
しかし二年前、一日一杯、五十キロカロリーの青汁を飲むだけの「不食」生活をすでに二十年以上続けていらっしゃる森(もり)美智代(みちよ)さんの断食道場に参加した際、JWティーと初めて会うことができました。飲んでみると、いくらでも体に入るような不思議な感覚を得たのです。早速購入して自宅で二リットルくらいの大きめのやかんで作っても、すぐに飲み干してしまう。夫にも勧めたら「一日中飲んでいられるけど、このお茶はいったい何?」と不思議がっていました。それから我が家ではずっとJWティーを飲み続けています。もったいないので何回もお湯を注いで飲んで(笑)、色が出なくなったら茶葉をお料理にも活用しています。以前、本誌に連載で登場されていた料理研究家・陣田靖子さんの米粉マイスター講座に参加して資格なども取得していたので、JWティー茶葉を練り込んだ米粉ケーキを作ったりしています。
渡米したことで、日本限定「プレミアムブレンド」の価値にあらためて気付かされた。
最近はJWティーを自分で飲むだけではなく、周りの方にも勧めていて、今では親族でJWティーを愛飲しています。特に、少し体の弱い義母は食後にJWティーを飲むのが日課になり、元気に過ごせているようです。実はこの間、義母が自宅でお客様に何気なくJWティーを出したら、その方が飲んでからわずか一時間の間に二回もお手洗いに行っていたと驚いていました。それを見ていた義父も「やっぱり体のめぐりをサポートしてくれるんだなー」としみじみと語っていたそうです。
先日、アメリカのニューヨークに行く機会があり、「本場のジェイソン・ウィンターズ・ティーが飲める!」なんてワクワクしていたのですが、店舗などで購入できる場所がありません。そこで、ニューヨーク在住の友人にネット通販でオリジナルブレンドを購入してもらったものを飲んでみると、日本でいつも飲んでいる「プレミアムブレンド」と味が大きく違っていてビックリ。不思議に思い昔から飲んでいる方に聞くと「日本で限定販売されているプレミアムブレンドは他の国々で販売されているJWティーと違って、その季節に最も旬な状態で収穫されたハーブのみを世界の産地から厳選して使用しているのよ」と教えていただきました。夫も「味も感覚もまるで違うから、プレミアムブレンドのほうを飲みたい」と言っていて、あらためてプレミアムブレンドの価値を感じました。実は以前にまったく同じような経験をしたことがあります。私がコマーシャル契約をしている製薬会社は「濡れマスク」などの商品を販売しているのですが、他社の同じような商品に比べてお値段が高めなのです。ただ、付け心地が良いのでどうしても選んでしまっていました。その理由を会社に質問したら、通気性など目に見えない部分にも細かく配慮しているというお話を伺って納得したことを思い出し、こだわりから生まれる価値というものを改めて実感しました。
異なる味を愉しみたい時はJWティーにレモングラスや別のフレーバーのハーブを加える。
それから、あるJWティー愛飲者の方が「JWティー個包装のジェイソンさんを切り抜いて大切にしている」というお話を伺ったことがありました。私も、ある日出掛ける時にJWティーを忘れて家に取りに帰ってそのまま握りしめていたら、その手がバーッと熱くなりまして。あれ?これカイロじゃないよね?と(笑)。その時は断食道場から戻った直後だったので感覚が鋭くなっていたのかもしれませんが、今では私も個包装の袋も捨てにくくなってしまいました(笑)。
JWティーはどこにでも連れて行きますね。夫も「JWティーがなくては生きていけない」なんて冗談めかして言っています。絶えず飲んでいると、たまには異なる味も愉しみたくなるので、JWティーにレモングラスなど自分の好きなフレーバーのハーブを加えて飲んだりしています。私がもしカフェを開くのであれば、色々なJWティーをお出ししてみたいですね。
母の介護とご自身の入院をきっかけに健康についてイチから考えるように。
母をガンで失ったこと、また自分が三年ほど前に人生で初めて入院してしまったことをきっかけに、自分の体が日々の食事でできていることに気づき、健康維持のために食べ物にとても気を遣うようになりました。当時、ハードな舞台稽古をしていて、体力をつけようと皆で焼肉を食べに行ったりすると、私だけ次の日に体調を崩してしまっていました。いま振り返ると、お肉を食べる体力自体がなくなっていたのだと思います。お肉は他の食べ物に比べて消化に時間が掛かりますから。ヴィーガン(絶対菜食主義者※1)になった時期もあります。
健康関連の書籍では、肉食を勧めるものもありますし、菜食を勧めるものもあります。菜食の方が健康的なイメージもありますが、先ほどもお話した森先生も「野菜の繊維でも摂り過ぎれば腸が荒れることもあります」と仰っていました。不飽和脂肪酸※2を含み、体に良いとされているナッツもすごく消化に時間が掛かりますし。そこで、何が自分の体にとって良いのか見つめ直すために様々なものを試したり、止めたりしました。そのうちに体力がつき始め、最近はお肉を食べても疲れなくなりました。そうしていろんなことにトライしている間も、JWティーだけは一度も止めたことがありません。止めないというか、止められないというか。JWティーが家に無くなると「あ、ない! どうしよう」みたいになります(笑)。
元気の秘訣は食事・睡眠・笑顔!そして自分をほめること。
書道家の夫も実は独身時代から女性の方々に混ざって酵素玄米のワークショップに行くほど健康志向が強いのです。だから、私の作るご飯が自分にピッタリ合うようで、「私の体は妻のご飯でできていますから、私の書は妻のご飯で出来ていると言っても過言ではありません」と言ってくれています。
近年、健康への意識から多くの人が玄米を食べるようになっていますが、玄米だから何でも良いのではなく、二十四時間浸水させたりするなど手間を加えたほうが良いと考えています。玄米は本来、種です。それを発芽させてあげないと、玄米の素晴らしさを感じられないと思っています。二十四時間浸けておくとブクブクと泡が出てきますが、とぎ汁はそれ自体がすでに酵素水。飲むと体が元気になるくらいの栄養がありますし、豆乳に入れるとヨーグルトにもなります。良いことづくめですが、気を付けていただきたいのが「無農薬玄米」を選ぶこと。農薬の入っているものと無農薬では生命力の強さがまったく異なります。農薬の入っているものだと発酵すらしないのでヨーグルトにならないのです。
一昨年、去年と健康についてたくさん勉強し、今年は体力も戻ってきましたので、そろそろ女優業に専念したいと考えています。今年九月にはまた舞台があるので、体力づくりが欠かせません。そこで大切にしているのは食事、睡眠、そして笑顔! 私は十二時間とか床ずれができるのではないかというくらい寝る日もあります。内臓がゆっくり休まりますしね。そして、やっぱり一番大切なのは笑顔。笑顔があれば大抵のことは乗り越えられます。嘘でも口角を上げると脳は覚えていると言いますし。また、私が日常で心掛けているのは「自分なんて」とか自分を否定するような言葉を使わないこと。自分をほめてあげることを意識しています。私の仕事は大病でもすればテレビや新聞に取り上げられてしまいます。元気の状態でいることも重要なのです。
▲熊谷さんがJWティーを愛飲するために使用しているグッズ。
一番右のカップは中に濾し器が付いているので、レモングラスや別のフレーバーのハーブを加えたりするのに活用している。
その他、NHK朝の連続テレビ小説『さくら』、大河ドラマ『功名が辻』、TBS『マイフェアボーイ(主演)』、『渡る世間は鬼ばかり(レギュラー)』など出演多数。
2016年『マンザナ、わが町』で紀伊国屋演劇賞・読売演劇賞受賞。
現在まで舞台・映画・ドラマ・バラエティー番組・CMなど幅広く活躍している。
雑誌『Veggy(奇数月10日発売)』にてコラムを連載中。
ご主人の中澤希水さんは、書道界の芥川賞と称される「手島右卿賞」を2014年に受賞した書道家。
▲今年9月、東京・新宿の紀伊國屋ホールにて舞台『マザンナ、わが町』に出演。 JWティー愛飲者で本誌に登場したことがある吉沢梨絵さんと共演する。
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