2020年を新たな出発点に。
今年の会報誌新春号の「新年のご挨拶」にて、株式会社イオス コーポレーション代表取締役の石川雄志は「楽しい時も厳しい時も人と人とが協力し合う、そんな会員の皆様の人生に少しでもお役に立てるようイオスは今年も全力で邁進して参ります」との想いを伝えさせていただきました。
今回、新型コロナウイルスの状況を受け、『別冊ハーバライン』にもご登場いただいている医師・著名人の方々に愛用者の皆様へ向けたメッセージをいただけないかお願いしましたところ、イオスにとりましても力になる言葉、そしてこれからの時代を生きる上での大切な想いを届けてくださいました。
がん・感染症センター
都立駒込病院 脳神経外科部長
篠浦 伸禎 先生
今度のコロナ騒動で健康や仕事に影響を受けている方が多くいらっしゃると思います。今は大変でしょうが、粘り強く難局に対処すれば、必ず乗り越えられると思います。そのためには、これを機会に本質に立ち返ること。健康であれば、生活習慣を見直し免疫力を上げ発症しないようにすること。仕事であれば、自分の仕事本来の目的、たとえば医療であれば人を幸せにするためにあるという本質に立ち返ることがこれからの時代に大切です。
臨済宗大徳寺派 聚光院
小野澤 虎洞 和尚
先ずは、今回命を落とされた方々に深く御冥福をお祈り申し上げます。悪疫と死をもたらした見えない沈黙の毒牙感染に「三密」即ち密閉・密集・密接への対策がとられました。これについてポジティブな言葉を紹介したいと思います。「独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)」。大雄峯山の上にどかっと坐っているのが今一番よいことだ。「坐」は二人の人。一人は自分の中にある仏。もう一人は凡夫、自分のこと。バランス良く1つになることが大切という意味です。今回の苦境を契機に今後皆様の生活様式も変わることと思います。最後に今も奮闘されている医療従事の方々に深く感謝を申し上げたいと思います。
山一興産
代表取締役社長
柳内 光子 さん
長らく伊勢修養団の元道場長の故・中山靖雄先生に師事していた私から今回のコロナを鑑みると、これまでは目に見えるものが興味の対象にされてきましたが、これからは目に見えないものが重要になってくると思います。人の心であり、願いであり、絆であり、つながり。人と人との競争の時代から、“調和”の時代へ向かっていくのではないでしょうか。全てを見直す時期。世界で一斉に新たな時代のスタートです。ただ、これから何が起こるか分からない。それらに負けないためにも、まず体力が欠かせません。いま何よりの宝物は健康でしょう。