眼科医 若山 かおり先生

昨年12月、横浜・長津田駅前にクリニックを開業した若山先生。眼科医としての20年以上の経験から、からだ全体の健康が眼の健康にもつながると考えている若山先生に、近年増加する疾患とその対処法、また日頃飲んでいるJWティーについて伺いしました。

人は外界からの情報の約80%を眼から取り入れている。

私が眼科医になる道を選択したのは医学生の時。病院実習でまわった眼科に白内障手術をする患者さんが沢山いらっしゃいましたが、手術前は見づらいと鬱陶しそうにしていた方が術後良く見えると顔の表情まで明るくなって退院される姿をみて、患者さんのQOL(Quality ofLife:生活の質)の改善に役立てる事に魅力を感じました。以前、娘から学校の宿題で「自分の仕事で最も印象に残っていることは?」とインタビューされた時も、手をひいてもらわないとお1人で歩けなかった方が、入院前は茶色っぽい地味なお洋服でいらっしゃることが多かったのですが、退院後は緑のスーツをビシッと着てオシャレして来てくださった際は本当に同一人物かと驚いたけれど、そのおばあさまが「今まで見えなかったから気にしていなかったけど、こんな地味な色の服を着ていたのかと思いました。よく見えるようになったから、これからはキレイな色の服を着てオシャレを楽しみます!」と話していただけた事がとても嬉しかった、という話をしました。人は外界からの情報の約80%を眼から取り入れていると言われています。眼の健康によって人生が大きく変化することもあります。そのおばあさまも「生活の楽しみが増えました」と仰っていて、そういうお手伝いができてうれしいと感じています。

軽く捉えてはいけないドライアイ、視力低下や角膜上皮剥離につながることも。

最近、顕著に増えている疾患はドライアイです。ドライアイと聞くと大したことなさそうですが、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする疾患であり、眼の表面に傷を伴うことがあります。ドライアイが進行すると、視力低下や痛み、角膜上皮剥離(角膜が乾燥して剥がれる病気)を発症してしまうこともあります。原因としては、長時間にわたるパソコン作業のデスクワークやスマートフォンの利用、エアコンによる室内の乾燥、コンタクトレンズの長時間装用、ストレスの増加などが挙げられます。涙には乾燥防止、洗浄・殺菌、酸素や栄養の補給、眼の表面を滑らかにするなど様々な効用があり、人は「まばたき」によって眼の表面に涙を均等に行きわたらせているのですが、パソコンやスマートフォンを使う時、皆さん一所懸命に画面を見ようとして無意識にまばたきを忘れてしまい、それが長時間続くと涙が蒸発してドライアイにつながってしまうのです。

また、コンタクトレンズを使用している方は、使用されていない方に比べて眼が乾燥しやすいです。「コンタクトレンズを外した後にデスクの上などに放っておくと、くちゃーっと縮まって変形するレンズがあります。それは眼に乗せている時にあなたの涙を奪って形を保っています」とお伝えしています。そのような変形をしてしまうコンタクトレンズを使用している方は、涙の成分と同じ目薬も販売されていますので、そちらも併用してみてはいかがでしょう。

13時間を超えるコンタクトレンズの装用は、黒眼の表面にある細胞が死んでしまう危険性。

私がいま危惧しているのは、価格重視でインターネットを利用して医師を通さずにコンタクトレンズを購入している方が増えていることです。皆さん度数はすごく気にするのですけど、コンタクトレンズのカーブをまったく気にしていません。カーブはメーカーによって異なり、ご自身の眼と形が合っていないと、涙の交換がスムーズに行えなくなってしまい、トラブルにつながりやすくなります。

また、特にソフトレンズは付け心地が良いので長時間装用してしまいがちなことを危惧しています。ソフトレンズを1日14時間、15時間、中にはひどい方だと18時間くらい装用している方もいらっしゃいますが、人は息が出来ないと死んでしまいますよね。それと同じで、コンタクトレンズで眼が覆われ続け酸素不足を起こすと、黒眼の表面にある角膜内皮細胞と呼ばれる細胞が死んでいってしまいます。角膜内皮細胞は今の医学では増やすことができません。この細胞が減っている最中は自覚症状がなく進行し、ある一定の数まで減ってしまうと黒眼の透明性を保てなくなって白く濁り、眼が見えなくなって角膜移植が必要ということも起こりえます。以前の調査でも、「13時間以上コンタクトレンズを装用している方に細胞が死んでいく現象がみられる」との報告が出ていますので、少なくとも12時間程度で外していただきたいと思います。そういう情報はインターネットで購入しているとなかなか知り得ることができません。近頃ではオシャレ用のカラーレンズを購入し、その色素が目にくっついてしまったなどの健康被害も出てきているので、3ヶ月から半年に1回程度は医師の検診を受けることをお勧めします。

近年増える小児の斜視、そして中高年の老眼・緑内障。

現在、斜視の症状を抱えるお子さんも増えています。ご両親は日々忙しいので、子どもたちに大人しくしてもらうためにスマートフォンやタブレット端末を渡して動画などを見ていてもらうことってありますよね。そうすると、子どもたちはかなり自分に近い距離に持ってきて見るので、自然と眼が真ん中に寄ってしまいます。眼がピントを合わせようと頑張り過ぎてしまうのです。そのような状態が続くとピントを合わせる機能に異常をきたし、片眼が正常な位置にあるときに、もう片眼が内側に向いてしまっているなどの斜視を引き起こしてしまいます。それを防ぐためにも30分以上は連続で見せないようにし、できれば30センチくらいは離して見せてあげたいですね。休ませる時は、遠くを見るように教えてあげましょう。

一方、一般的に40代以降で発症するのが老眼と呼ばれる症状です。毛様体(下図)の筋力が衰えることで引き起こされます。遠くがよく見える方は、近くを見る時にとても毛様体の筋力を使うのですが、若い頃に比べてその筋力が衰えてしまうため、ピントを合わせることができないのです。ですから、眼でボールを追っていた球技スポーツの選手などは、一般よりも遅いタイミングで「最近、近くの物が見えづらい」と言い始めることも多い。手足の運動と一緒で、「近くと遠くを眺めるストレッチ(下記参照)」など、眼の筋肉を動かすストレッチをしてあげると進行を遅らせられる可能性があります。また、40才以上の20人に1人は緑内障にかかっていると言われています。私は緑内障専門医です。クリニックに来られる方で、「ついでに」眼底検査をしたら緑内障だった!という方がいらっしゃいます。なるべく緑内障で見づらい不自由な人生をおくらずにしていただく為にも、眼科健診の大切さを多くの方に知っていただきたいです。


近くと遠くを眺めるストレッチ
1. 指やペンを目の前15cmに立て、その先端にピントを合わせる努力をする。
2. 次に、外の景色など遠くを2~3秒見る。これを3セット行う。
※眼に疾患のある方や白内障、緑内障の術後は避ける。

眼も体の一部、バランスの良い食事や規則正しい生活習慣が欠かせない。

眼の疾患や老化を防ぐためには、バランスの良い食事や生活習慣を意識することも大切です。眼のピント調節の改善や加齢黄斑変性症の予防が期待される抗酸化作用(カラダの錆びや酸化を抑える)の強い物質として有名な「アスタキサンチン」は、鮭やイクラ、カニ、エビなどの食材に多く含まれています。昔からお茶も抗酸化力が高い飲み物として重宝されてきましたので、JWティーを飲み続けるのも眼を含むからだ全体の健康維持に良いかもしれません。

私がJWティーを知ったのはママ友からの口コミです。一時、出産後で体質が変化したのか、肌の調子が悪くなりアレルギーの薬を飲み続けていたことがありました。何か良いものはないかと相談したらJWティーをご紹介してくださいました。飲み始めたらすごく美味しく、JWティーを飲みたくて飲んでいたらいつの間にかアレルギーも気にならなくなっていました。今では家族で愛飲しています。

眼も体と同様に規則正しい生活習慣が欠かせず、寝不足になると眼の病気が無くても視力が落ちたりしますし、一方でしっかりとした睡眠をとりからだの調子が良くなると視力が上がったりもします。ですので、私のクリニックにいらした方には生活習慣の指導をすることもあります。平熱が34度だった方には、まず体温を上げることから始めましょう、と漢方についてお話ししたり。眼だけではなく、からだ全体で改善を目指す考え方もあるということを、もっと多くの方にこのクリニックを通じて知っていただければと思います。

書道家 中澤 希水さん
眼科医
若山 かおり先生

長津田駅前眼科 院長。1972年千葉県生まれ。

略歴
○日本医科大学 卒業、○日本医科大学 付属病院、○日本医科大学 武蔵小杉病院、○北村山公立病院、○日本医科大学 武蔵小杉病院、○日本医科大学 多摩永山病院、○松井病院

資格
○日本眼科学会認定眼科専門医、○日本緑内障学会会員

長津田駅前眼科
〒226-0027 横浜市緑区長津田5-4-1 長津田クリニックビル4F
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