暮らしの医学 健康辞典

第14回

糖尿病と食事・運動の関係

第12回から「病気予防のライフスタイル」についてお話しております。今月号は、血糖値が病的に高い状態になると、眼、腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害を及ぼす可能性がある糖尿病をテーマにお話します。

糖尿病とは全身代謝不良病であり、血管老化病である

糖尿病は糖分が尿にでる病気という甘い認識の人が多く困ります。糖尿病とは、全ての細胞が取り入れたエネルギー源を使うことができない全身の代謝不良病なのです。更に、運動をせずに必要以上の糖分を摂取しますと、余った糖質はグリコーゲンや脂質として蓄えられます。溢れる糖質を筋肉が消費しませんと、膵臓だけが血糖を下げるためにインスリン分泌をし続けなければならなくなります。

この状態が続くことを「インスリン抵抗性増大」と言います。膵臓の疲弊ですね。また、余分な血液中の糖分はタンパク質と結合して酸化され、様々な糖化ストレスを受けて動脈硬化を主体とする全身の血管老化を促進します。脳の血管が老化すれば脳卒中に、心臓では心筋梗塞に、腎臓では腎不全から人工透析へ、足の血管では壊疽から切断へ至ります。また、免疫能力も著しく下がるため、感染症にも極端に弱くなり、肺炎を治す力も出ず呼吸不全で亡くなることは珍しくはありません。ですから、甘く見ないで下さい。

膵臓に負担をかけない食事を

特に若いうちから運動せず、炭水化物や甘味を摂り続ければ、早期に糖尿病に到達することでしょう。のどが渇いたからといって糖分の多い清涼飲料水をガブガブ飲んでも渇きは癒えませんし、膵臓へ多大な負担をかけます(カロリーゼロは人工甘味料の宝庫ですからおすすめできません)。また、OLや奥様方。空腹でケーキバイキングなどとは、糖尿病をつくりに行くような行為ですからおやめになったほうが賢明です。さらに、運動しているから大丈夫と思ってはいけません。筋肉とは異なり、膵臓は鍛えられない臓器と考えてください。運動してカロリーを大量消費しても、糖を大量摂取すれば血液中の血糖は急上昇しますから、結果的にはインスリン抵抗性の増大を招きます。そうではなくて、低GI食(低グリセミック・インデックス)を考えましょう。スローフードとも呼ばれています。これは、食べ物が消化吸収されるときに血糖の上昇が穏やかになるので、膵臓への負担が優しいという食品を指しています。食事の仕方でも工夫は可能です。同じお米でも玄米にするとか、野菜から先に食べればよいでしょう。これらは低インスリンダイエット(インスリンの分泌を 穏やかにする食事法)とも言われていますが、 カロリーを摂り過ぎれば結局は体内に蓄積しますので、低GI食だから痩せるわけではありません。ただ、腹持ちはよくなるので間食は減らせる利点はあるでしょう。

医師や栄養士からバランス良くカロリー制限をするように言われます。バランスよく?違います。血糖上昇を招く炭水化物や糖分を減らさなければ意味がありません。既に重度糖尿病の方はスッパリやめて構いません。そうすれば、急激な血糖上昇を起こさず、インスリンをあまり使わなくて済みますから膵臓を温存することが容易になります。全身状態がよく、運動が可能な方は筋肉でも血糖消費を促しましょう。

脳神経外科専門医 田中 佳 先生(たなか よしみ)

1960年、東京都生まれ。
1985年に東海大学医学部を卒業後、同大学附属病院脳神経外科助手を経て市中病院にて急性期医療に長年携わる。
日本脳神経外科科学会認定専門医として、脳神経外科診療を行いつつ、予防医学の教育講演活動に取り組む。

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