暮らしの医学 健康辞典

第8回

食を正そう②

前号からライフスタイル革新の要である“食”についてお話させていただきました。今号は、若いうちに食生活を見直すことの大切さについてお話させていただきます。

生活習慣病のドミノ理論

慶應義塾大学教授の伊藤裕先生が提唱されているメタボリックドミノ(図)というものがあります。一番下の列を見ると、心不全、脳卒中、下肢切断、失明など誰もがなりたくない病気がズラズラと並んでいます。ガンも最終ピースとして入れても、差し支えありません。そして、始まりのところに生活習慣のドミノが立っています。若いうちにこのドミノが倒れてしまえば、若くして生活習慣病を発症し、還暦まで健康体でいられるかは疑問です。2015年2月号で紹介した高校生を対象とした調査結果のように、若い人の生活習慣予備軍が増えています。ここでお子さんの食生活を見直さないと、「あら~、うちの息子も脳梗塞なのよ~、いや~ね~」という会話が日常茶飯事となり、親が子どもの介護をするのが当たり前の光景になるでしょう。

280mlの清涼飲料水に砂糖が30g!?

話の流れで、清涼飲料水の話をしておきましょう。容量280mlの小さなペットボトル飲料の某リンゴ飲料を見ますと、1本で120kca(lカロリー)と表示されています。そのカロリーは果汁と液糖です。この120kcalを1g=4kcalの砂糖に換算してみますと、約30gになります。手にしてみるとすごい量ですが、ご家庭でのどが渇いた時に、これを水に溶かして飲みますか? 無果汁飲料に至っては、単なる砂糖水と同じです。通常は液糖と書いてありますが、トウモロコシから幾重もの化学処理を経てつくられるものです。とても安いうえに砂糖よりもマイルドな甘みなので、非常によく使われます。これを一気飲みすれば、血糖値は急上昇しますので膵臓への負担は大きくなり、これを連日飲み続ければインシュリン抵抗性の増大を招き、糖尿病へとひた走ります。

若いうちに糖尿病を簡単に発病しないのは、代謝がよいから何とか対応できているだけなのです。また、アンチエイジング医学ではインシュリン依存度が高くなると老化が促進することがわかっています。打たれ強いボクシング選手だからといって、皆さんが『あしたのジョー』のようにノーガードで必要以上に打たれてよいわけではないでしょう。年代によっても体の対応能力は変わっていくことを知り、それに合わせて食生活を変化させる必要もあるのです。

脳神経外科専門医 田中 佳 先生(たなか よしみ)

1960年、東京都生まれ。
1985年に東海大学医学部を卒業後、同大学附属病院脳神経外科助手を経て市中病院にて急性期医療に長年携わる。
日本脳神経外科科学会認定専門医として、脳神経外科診療を行いつつ、予防医学の教育講演活動に取り組む。

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